2022/07/02注目のIT重説のメリット・デメリット
IT重説。この言葉を聞いたことがある方は多いかと思います。
新型コロナウィルスの影響で非対面が求められることが多くなっている現代だからこそ、
不動産売買取引でも非対面式で行えるIT重説の本格運用が求められております。
そもそも「IT重説」とは
従来までは、重要説明事項を宅建士と買主が対面して読み合わせをしておりましたが、
近年の世界情勢やIT化の流れを受け、テレビ電話等のITシステムを活用した重要事項説明です。
実は、賃貸借契約は5年前の2017年10月から運用開始されておりました。
そして2021年4月には、不動産売買契約でも本格運用開始しました。
そんなIT重説ですが、導入によって具体的にどのように変わるのか。
気になる方も多いと思いますので、IT重説のメリットとデメリットをご紹介させていただきます。
【メリット】〜ご自宅にいながらでも可能〜
1.遠方にお住まいの方やご高齢の方、体の不自由な方でも重説の実施ができる
2.日程の幅が広がるため、お仕事で忙しい方でも時間の確保がしやすい
3.買主様のリラックスした環境で行うことができる。
【デメリット】〜通信環境設備〜
1.IT環境設備が必要
2.視聴環境の整備も必要
3.書類の郵送のやり取りが必要
【IT重説ができる物件】
IT重説は、どんな不動産購入でも可能なわけではありません。
・不動産会社側がIT重説に対応している
・売主からIT重説の同意が得られている
・買主からIT重説の同意が得られている
上記のように、売主・買主双方の同意が得られない物件に関しては、IT重説は実施できません。
【IT重説の流れ】
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